カバレフスキー : 24の子供のためのやさしい小品 メロディー Op.39-8
Kabalevsky, Dimitri : 24 Petites Pieces Melody Op.39-8
作品概要
解説 (2)
演奏のヒント : 杉浦 菜々子
(334 文字)
更新日:2024年5月21日
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演奏のヒント : 杉浦 菜々子 (334 文字)
カバレフスキーOp.88-2「手回しオルガンのおじいさんのお話」にも通じる淡々とお話するようなフレーズでできています。旋律は民謡調で、左右のユニゾンが2オクターブ離れていることによって、それぞれのパートを独立したキャラクターとして聞くことができます。おじいさんと子どもが歌っているなど、想像してみても面白いですね。テンポは、Andanteです。推進力を感じながらも、急ぐことなく味わって演奏しましょう。2小節目一拍目でB(シ♭)だった音は、2回目の同じ箇所6小節目ではH(シ)に変わります。この1つの音の違いで、2小節目と6小節目では空気感が随分と違うのが感じられるでしょう。淡々と語るようなメロディですが、5小節目から6小節目では少し豊かな歌を聞くことができますね。
解説 : 熊本 陵平
(154 文字)
更新日:2025年10月19日
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解説 : 熊本 陵平 (154 文字)
左右ユニゾンによって演奏される。
調性はニ短調から開始されるが、6小節目にシ♭ではなくナチュラルとなっている。これは教会旋法におけるドリア調を示唆している。このため、グレゴリオ聖歌のような穏やかで厳かな雰囲気が後半は特に感じられる。前半4小節と後半4小節は主題を共有しており、全体の構成としては一部形式である。
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