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ハイドン :12のメヌエット 第8曲 Hob.IX:8 ト長調

Haydn, Franz Joseph:12 Menuette *in preparation* G-Dur

作品概要

楽曲ID:44766
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:0分50秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (560文字)

更新日:2025年5月30日
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調はG-durなのですが、7小節目でCisが入ってきて、D-durのような感じを受け、一時的かと思いきや、13小節目でD-durに転調したと実感出来るカデンツを迎えます。この短いメヌエットの中に、2つの調が存在するとして、この2つの調の雰囲気を異ならせるように演奏すること、これがまず1つ目のヒントです。

もう1つのヒントとしては、主題の跳躍に着目します。1小節目、アーフタクトのGからDに下りてきます。これはGからDですので、完全4度です。1小節目3拍目裏拍のEから、Aに下りてきます。これは完全5度です。8小節目3拍目裏拍Aからは9小節目のCまで長6度、9小節目の3拍目裏拍Aから10小節目のHまでは、何と、短7度です。これらの音程が広ければ広いほど、テンションは高まると仮定してみてください。そしてそれに合わせて、強弱を付けてみて下さい。

例えば、13小節目3拍目裏拍Eから14小節目のAまでは5度ですからこれは柔らかくピアノで弾き、14小節目3拍目裏拍のCから15小節目のEまでは、6度ですので、こちらはフォルテで弾いたりしてみてください。

執筆者: 大井 和郎
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