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ハイドン :12のメヌエット 第6曲 Hob.IX:8 イ長調

Haydn, Franz Joseph:12 Menuette *in preparation* A-Dur

作品概要

楽曲ID:44764
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:メヌエット
総演奏時間:0分40秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 大井 和郎 (507文字)

更新日:2025年5月30日
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冒頭から突然、E-durと思わせる部分が4小節続きます(14小節間)。そして58小節間はA-durに戻るのですが、E-durと錯覚させるのはこの14小節間だけで、あとはA-durに落ち着きます。これはハイドン独自の人を騙す、愉快なテクニックかも知れません。故に、14小節間は、例えばフォルテでテンションを上げ、58小節間は、A-durに戻った安心感を表現するために穏やかに軽やかに、弾くのも良いと思います。

Bセクションと考えられる部分は912小節間ですが、レジスター(音域)的にも低い音は無く、限られた範囲のレジスターですので、ピアノで軽く弾き、13〜16小節間を再びフォルテにして良いと思います。この、9~12小節間は、7〜8小節間の右手の素材が用いられているとお考え下さい。このような連打音はとにかく、音量を少なめに設定する方が無難です。重たい連打音は耳障りになる原因となります。スタッカートも可能な限り短く切って下さい。

執筆者: 大井 和郎
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