Tempo di valse、3/8拍子。2拍目からやアウフタクトで始まるメロディーが特徴的な作品です。冒頭の4小節のワルツのリズムとテンポを作ることが非常に重要です。13小節目から変ロ長調の和声の中でメロディーが奏でられます。17小節目からのF音の保続の響きにも気を付けて演奏しましょう。23小節目からはメロディーが左手に移動し、ワルツの3拍子を担う役割が右手となります。また、27小節目から、直前の変奏となって現れます。音型の違いのみならず、音色の変化も表現できると良いですね。30小節目からはヘミオラのリズムを経て、冒頭のメロディーへ回帰します。最後は、静かに幕を閉じます。