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アプシル :5つのバガテル 第3番 子守歌 Op.61-3 変ロ長調

Absil, Jean:Cinq Bagatelles No.3 Berceuse B-Dur Op.61-3

作品概要

楽曲ID:34576
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:1分40秒
著作権:保護期間中

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (559文字)

更新日:2022年11月6日
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小ロンド形式の子守歌です。この曲は基本的には淡々と、あまりルバート等をかけることなく、テンポを揺らさずに進んでください。フレーズの中に書かれた音は、一つ一つがマルカートにならず、一つのフレーズを一つのものとしてスムーズに流れるように弾かなければなりません。そのためには、そのフレーズのどこがピークポイントであるか、どこが解決音となるか、等を考え、平坦にならないようにしなければなりません。

しかしながらこれは感情を強く投入する曲でもなく、極端に強弱をつけても、それはそれでまたおかしな事になります。限られた強弱の範囲内で、そつなく、スムーズに流れるようにします。

ここで形式を書いておきます。

A 5~12小節間

B 13~28小節間

A 29~36小節間

C 37~52小節間

A 53~60小節間

この BセクションとCセクションはメゾフォルテやフォルテが出てきますので、ある程度音量を上げて構いませんが、あまりきついフォルテはひかえ、マルカートな音などにならないように注意してください。

テンポは揺らさないでと前述しましたが、Bセクションの終わり(28小節目)と、Cセクションの終わり(32小節目)だけは、ほんの少しだけテンポを引っ張り(遅くするということ)、次のセクションに入ると良いでしょう(ただし音楽を止めてはいけません)。

執筆者: 大井 和郎
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