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ギロック :叙情小曲集 セレナード

Gillock, William:24 Short Piano Pieces in All Keys Serenade

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:性格小品
総演奏時間:1分30秒
著作権:保護期間中
ピティナ・コンペ課題曲2023:C級

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用5 応用6 応用7

楽譜情報:3件

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (626文字)

更新日:2023年5月15日
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この曲は2重唱と考えて下さい。右手のメロディーと、左手は、順次進行上行形の5つの音になります(数は例外も出てきます)。

1~2小節間を例に取ります。

右手 As B As Ges F Ges

左手 Des Es F Ges C

右手のメロディーは問題ありませんが、左手のメロディー音は和音の一番上の音になります。左手の親指(1の指)に神経を集中させ、他の和音の音ではなく、一番上の音のみ、を出すようにして下さい。くれぐれも和音全部の音が大きくならないように注意します。

ルバートは必須です。自由にテンポを揺らしてかまいません。途中でカラーを変える場所が出てきます。例えば7小節目、メロディー音のAsは3小節目のようにAsにたどり着くのですが、和声が異なります。このiiiの和音はショッキングな和音でもありますので、ここでカラーを変えます。このような、予測以外の和音の小節に入る際に、本当に、0,3秒くらい間を開けてから入ると、より効果的です。

全体が、singing with much expression (表現を強く 歌うように)と書かれていますので、その通り、歌手の歌のように歌います。例えば、18小節目から19小節目に行く際に、右手のメロディーは6度上行しますね。このような場合、我々ピアノに関わる人達は、簡単にFからDesに、問題なくいけますが、歌手の人達はここで時間を取ります。ですのでそれを真似て、Desにはそう簡単に飛び込まないようにして下さい。

執筆者: 大井 和郎

楽譜