ハイドン :ソナタ 第7番 第1楽章 Hob.XVII:D1

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.7 Mov.1 Tema (Moderato) with Variations

作品概要

楽曲ID:32121
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用5 応用6 応用7

楽譜情報:5件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (434文字)

更新日:2024年12月16日
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テーマとその他の3つの変奏は、全て強弱の位置が同じで良いと思います。即ちテーマで決められたフォルテやピアノの位置は、後の変奏曲でも同じ箇所にします。

このテーマはリピート記号の場所で前半・後半と分かれますが、例えばですが、筆者の独断で強弱を決めさせていただけるのであれば:

1~4 小節間 p

5~8 小節間 f

9~12 小節間 f

13~16 小節間 p

になります。4 小節単位で強弱が変わります。

4小節単位でアンサンブルの楽器数に変化が起こると考えても構いませんし、1~4小節間が女性、5~12小節間が男性、そして13~16小節間が再び女性というように、歌手として考え、そのやりとりと考えても構いません。難しいのは、各セクションによってムードを異ならせることで、セクション毎に他のセクションとコントラストを付ける事がヒントになります。

この楽章は第3変奏で終わりになります。奏者は63~64小節間、少しテンポをゆっくり目にして、楽章が終わることを聴き手に伝えてください。

執筆者: 大井 和郎