ハイドン :ソナタ 第4番 第3楽章 Hob.XVI:G1

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.4 Mov.3 Finale: Presto

作品概要

楽曲ID:32114
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用4 応用5 応用6

楽譜情報:5件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (492文字)

更新日:2024年12月16日
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まずは Presto と書いてあるのですが、どの位 Presto にするかです。筆者の個人的意見を述べさせていただければ:

1 聴いていて 3 拍子を感じられる速さ。

2 指揮が出来る速さ。

になります。あまり速すぎで、拍が感じられなかったり、指揮が出来ないほどになると、単に暴走しているようにきこえかねないからです。

その上で、この楽章も、拍を失いやすい部分が出てきますので、そこにも注意します。25小節目のような、ターンが1拍目にあり、その前の小節に休符がある場合、ターンの最初の音を、1拍目の表拍と一致させるようにします。即ち、例えば25小節目のようなところで、ターンが、Es-D-Cis-D と来るのであれば、Es を1拍目の頭に合わせるようにし、D を1拍目の頭に合わせないようにします。

この楽章も、オクターブが出てきたら、楽器の編成が大きく、故に強弱も大きく、しかしながら、例えば25~28小節間は少なめの編成なので p で、29~32小節間は、中くらいの編成なので mp または mf で、というように、セクション毎に、楽器の編成を変え、適切な音量で弾くようにします。

執筆者: 大井 和郎