ハイドン :ソナタ 第4番 第2楽章 Hob.XVI:G1

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.4 Mov.2 Menuet

作品概要

楽曲ID:32113
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用2 応用3 応用4

楽譜情報:5件
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解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (450文字)

更新日:2024年12月16日
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背景には器楽的なアンサンブルがあることは間違い無い楽章なので、弦楽4重奏やオーケストラのようなイメージで考えていきます。バスが、オクターブになったり、分散オクターブになって書かれたり、低音が意識されているところは、その分、楽器の数も増えるか、あるいは、弦楽4重奏であれば、チェロが強調されると考え、音量もそれだけ上がると考えます。

この楽章で最も重要なことはタイミングの問題です。休符が来てサイレントになるような4小節目、12小節目であるとか、27小節目のように、1拍目にターンが来るところは確実に正確なカウントが必要になります。

特に27小節目のような場所の場合、ターンが付いていますので、GFEFと演奏されると思うのですが、GFEFの最初のGは、1拍目の最初の音として聴かせるべきであり、GFEFの最後のFが1拍目の最初の音として聴かせないように、詳細なカウントが必要になります。

故に、その他の場所においても、「余計な時間を取らないこと」と「カウントを前のめりさせないこと」が重要になります。

執筆者: 大井 和郎