スクリャービン :12のエチュード(練習曲) 第8番 Op.8-8 変イ長調
Scriabin, Alexander:12 Etudes Lento As-Dur Op.8-8
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
解説 : 齊藤 紀子 (220文字)
第8曲目は、メロディーに内声としての和音がつけられた練習曲。再現部では、ポリ・リズムとなる。左手の弾くバス・ラインは、対旋律の役割も担う。そして、ポコ・ピウ・ヴィーヴォとなる中間部で、右手が8分音符と3連符の組み合わせが印象的なメロディーを奏でる。そこには、和音を主体とした左手が添えられる。この曲は、初恋の人と言われるナターリア・セケリーナに寄せられていることから、「ナターリアのレント」と呼ばれており、叙情的な美しさが大変好まれている。
12のエチュード(練習曲) 8. Lento 変イ長調
12のエチュード(練習曲) 第8番
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