シベリウス :5つの小品(樹木の組曲) 白樺の木 Op.75-4

Sibelius, Jean:5 Pieces "The birch" Op.75-4

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:2分00秒

解説 (1)

解説 : 小林 由希絵 (346文字)

更新日:2019年1月6日
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Allegro、2分の2拍子。 白樺も、ポプラや樅の木と同じくフィンランドによく見られる樹木のひとつで、日本でも北海道などで見ることが出来る。「白樺」という名前の表す通り、白く美しい幹を持った木である。 フィンランドをはじめ、ヨーロッパ各地で春の訪れを祝う五月祭では、白樺の木に色鮮やかなリボンを巻き付けメイポールダンスを踊るなど、ヨーロッパの人たちにとって生活に根ざした木である。  組曲の中で最もテンポが速く、美しく、しなやかな白樺の木々を、躍動的に生き生きと描写している。前半部では♭3つのAllegroではじまるが、後半にさしかかると♭5つの変ロ長調となりMisteriosoとなる。後半部分は8分音符の分散和音がピアニッシモで幾度となく繰り返され、非常に神秘的な調べをたたえている。

執筆者: 小林 由希絵