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オーリック :レジーナ・フォックス(フォックス・トロットのテンポで)

Auric, Georges:Regina-Fox (Mvt du Fox-Trot)

作品概要

出版年:1938年 
初出版社:Choudens
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (1)

執筆者 : 平野 貴俊 (526文字)

更新日:2015年6月9日
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出版年月が1938年末であることから、即興曲ホ長調とほぼ同時期に作曲されたのだろう。シュダン社は、オーリックの作品のなかでは、もっぱら映画音楽とシャンソンの刊行を手がけている。本作品はピアノ曲であるが、映画音楽ないしシャンソンを創作する過程で生まれた副産物である可能性が高い。  フォックス・トロットは、1910年代にアメリカで誕生した社交ダンスのステップで、スローとクイックの交替を特色とする2拍のリズムをもつ。1920年代後半のフランスでは、「ジャズ」とほぼ同義の概念として扱われ[註:ベルギー出身の作曲家・音楽学者アルテュール・オエレは、1927年の論文で「ジャズ」と「フォックス・トロット」を区別し、後者を拍節のズレを基礎とする形式的原理と規定している。Arthur Hoérée, « Le Jazz», La Revue musicale no 12 octobre 1927, p. 213-241.]、ラヴェルジャン・ヴィエネールといった作曲家がしばしば作品で用いた。  本作品は2分の2拍子で、左手の1拍目と3拍目に単音ないしオクターヴの伴奏がおかれる。ハ短調(一部変ホ長調)の旋律には2度が多用され、物憂げな雰囲気が醸し出される。

執筆者: 平野 貴俊
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