藤井 清水 :千羽鶴
Fujii, Kiyomi:Senbazuru
執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (185文字)
昭和元年が始まる4日前(12月21日)に作られた歌。当時は急激な都市化が進み、田園地帯を背景とした歌、風習が時代の流れとそぐわなくなってきていた。野口雨情などによる新民謡は、こういった新しい時代にも適応するような大衆歌、各地方の歌を作ろうとした試みでもある。作曲者藤井清水は、「千羽鶴」は工場勤めを始めた大勢の女性たちが、普段気楽に口ずさめる歌として作ったと語っている。
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