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カスキ :泉のほとりの妖精 Op.19-2

Kaski, Heino:Die Quellennymphe Op.19-2

作品概要

楽曲ID:18041
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:種々の作品
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:D級級

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (385文字)

更新日:2024年7月15日
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この曲には大きく分けて3つの素材があると考えます。1つはレゾネンスと言って、メロディーでも伴奏でもなく、余韻の役割をする素材で、1~2小節間の右手3連符の素材です。これが曲中至る所に存在します。この「余韻」を演奏するときは、決して大きな音を出さず、ぼやけた幻想的な世界になるように演奏します。

次にメロディーラインです。そして伴奏形です。この、メロディーラインと伴奏形が混同されやすい箇所が、32小節目以降です。右手の音符で、棒が上を向いているのがメロディーラインで、その他は伴奏形です。伴奏形の音量を控え、メロディーラインをはっきりと出すように区別してください。

9~10小節間、左手に出てくる2分音符のHとAがメロディーラインになります。この2度下降するメロディーラインは至る所に出てきます。ここでもメロディーラインとレゾネンス(余韻)の区別を音質や音量で付けて下さい。

執筆者: 大井 和郎
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