ヘンデル :ブーレ ト長調 HWV 363b

Händel, Georg Friedrich:Bourée G-Dur HWV 363b

作品概要

楽曲ID:17944
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:古典舞曲ほか
総演奏時間:1分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:原曲のオーボエ・ソナタ (ヘ長調、HWV 363a)が、フルート・ソナタ(ト長調、HMV 363b Op.1,No.5)として編曲され、更にヴァイオリンなど様々な楽器で演奏されている。
原曲・関連曲: 曲集・オムニバスプレ・インベンション

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用1 応用2 応用3 応用4 応用5

楽譜情報:10件

解説 (1)

【概要】 : 恩田 結衣 (309文字)

更新日:2022年6月24日
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ヘンデルは、バッハと同じ1685年にドイツのハレで生まれた作曲家である。半生をロンドンで過ごし、歌劇やオラトリオなど、数多くの作品を残した。

ブレとは、17世紀にフランスで流行した明快な舞踏曲で、アウフタクトをもち、中間部分は対照的に、控えめになる曲想が特徴である。

ト長調、アレグロ、4/4拍子。

低声部のノンレガートが、この曲全体の曲想を表現している。

前半部分は、2小節、2小節、4小節というフレーズで構成されており、非常にシンプルである。

中間部分は、一時的に主調から見た平行調にあたる、ホ短調の響きを経過する。

再び主調へと戻ると、念を押すように同じフレーズを繰り返し、この曲の最高音まで到達してから、和音で締めくくる。

執筆者: 恩田 結衣