スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ K.84 L.10 ハ短調

Scarlatti, Domenico:Sonata c-moll K.84 L.10

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:4分00秒

解説 (1)

解説 : 林川 崇 (252文字)

更新日:2020年5月2日
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スカルラッティのソナタの中にはスペインやポルトガルの民族色が感じられる作品も少なくないが、この曲もその一つ。生涯の半分以上をリスボンやマドリードで過したスカルラッティにとって、自然と当地の音楽も耳にしていたことは想像に難くない。

左右の掛け合いが多用されており、全編を通じて用いられている3度や6度の力強い響きに加え、両手交互の16分音符や速いスケールなどのヴィルトゥオーゾ的な書法も目立つ一方、14小節目の対斜や、第23小節などの内声に現れる減音程などによって、ハーモニーの色彩も豊かな作品となっている。

執筆者: 林川 崇
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