スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ ハ長調 K.72 L.401
Scarlatti, Domenico:Sonata C-Dur K.72 L.401
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
執筆者 : 丸山 瑶子 (223文字)
K. 72 Allegro C-dur 4/4 2:50 繰り返しこみ
トニックを強く印象付ける主和音構成音の同音反復で始まる。
この同音反復の動機は、各半部分の末尾で目的調が最終的に確立される際にも現れ、安定した主和音の明示としての機能が指摘できる。
他方、この動機は後半部で一連の転調後、第27小節に現れ、束の間の下属調を介して主調平行調への転調を導く。すなわちここでは、動機が冒頭及び末尾における調の確定的な明示とは対照的な機能と結びついている。
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