スカルラッティ, ドメニコ : ソナタ ト長調 K.71 L.81
Scarlatti, Domenico : Sonata G-Dur K.71 L.81
作品概要
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分10秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
楽譜情報: 0件解説 (2)
執筆者 : 丸山 瑶子
(253 文字)
更新日:2012年5月27日
[開く]
執筆者 : 丸山 瑶子 (253 文字)
K. 71 Allegro G-dur 4/4 2:10 繰返しこみ
両手の模倣で曲が始まり無窮動的な16分音符が続くというのは実によく見る構成。
第9-10小節の半音進行、第17-18小節における半小節間隔の調変化(D→A→a)などに和声的色彩を増す工夫がある。
第9-10小節では属和音第7音g2が直後に下行解決せずにa2への上行を繰返し、保続低音と共に属音が強調されて目的調が確定されるが、対応する第17-18小節では目的長に安定せず、すぐ同主短調へ転調してしまう。
これも和声的単調さが回避された例である。
演奏のヒント : 大井 和郎
(707 文字)
更新日:2026年3月26日
[開く]
演奏のヒント : 大井 和郎 (707 文字)
前半・後半とそれぞれ1カ所ずつ、ピークポイントを迎える小節があります。仮に、前半では、8小節目、後半では、23小節目とします。8小節目を見たとき、9小節目もテンションが高く、その緊張が10小節目の3拍目で突然変わり、長調になります。
このように考えたとき、ピークポイントを基本にして、そこから強弱を、自然な流れて取りして理に適うように構成してみても良いかもしれません。即ち、前半、G-dur、D-dur、と始まり7小節目の3拍目で短調(d-moll)になり、ピークポイントを迎えることを考えると、Durの部分よりmollの部分の方がよりテンションが高いと考えます。その場合、例えば前半であれば、最初は柔らかくmp位まで音量を控え、6小節目で短調に転調してから音量を徐々にあげ、10小節目3拍目でDurに変わりますので突然音を柔らかく戻してあげて、前半を軽やかに終わる方法です。
後半は、D-durから始まり、a-mollに転調し(18小節目)、20小節目でDurに戻り、23小節目でピークポイントを迎え、24小節目でmollに転調し、25小節目でDurに戻り、最後はG-dur、出終わります。後半の場合は、mollを逆に静かに弾き、Durを活発に大きく弾くと、前半とのコントラストが付きます。このような強弱配分の可能性もあります。
いずれにせよ、突然durがmollに、mollがdurに変わるところはあからさまにカラーを変えると良いでしょう。
