スカルラッティ, ドメニコ : ソナタ 嬰ヘ短調 K.67 L.32
Scarlatti, Domenico : Sonata fis-moll K.67 L.32
作品概要
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:1分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
楽譜情報:2件解説 (2)
執筆者 : 丸山 瑶子
(280 文字)
更新日:2012年5月25日
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執筆者 : 丸山 瑶子 (280 文字)
K. 67 Allegro fis-moll 4/4 2:00 繰返し込
前半で主調から属調へ、後半で属調から主調へという調プランの大枠は定石通りだが、その間の和声変化は多彩である。
例えば前半は、第4小節のA-durの終止に続き、h→cis→fis→A→fis→cisと、属調へ到るも初めは素通りで、最終的な属調の終止までに更に別の近親調を経由する。
一方後半では、第16小節で主調が回帰するとfis-mollのカデンツの繰り返しとなるが、偽終止や不完全終止の多用によって和声的な安定は減じられ、休みない16分音符のリズムと共に曲の終りまで音楽の推進力が保たれる。
演奏のヒント : 大井 和郎
(610 文字)
更新日:2026年3月26日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (610 文字)
このソナタのムードは捉え方で人それぞれ異なりますので判りませんが、筆者にはこのソナタが悲しみの表現では無いと感じる反面、楽天的にも感じられません。ある種の緊張感を感じます。落ち着きの無さとも言えます。そしてAllegroですので、全体をレガートに弾くよりは、スタッカートやドライな音色を用いて、軽快に弾くことが望ましいようにも感じます。
テンポはAllegroですので、勿論速いのですが、落ち着きを感じさせないテンポで弾いた方がこの曲の性格的に合っていると感じます。
さてこのソナタも技術面で少々難しい部分が出てきます。それはリピートの音で、これを如何にスムーズに弾くかということになります。1つの考え方としては、リピートの音は同じ指にしないで、異なった指にバトンタッチすることで、演奏が楽になります。例えば3小節目の左手ですが、16分音符16個の指番号は、2424 1424 1424 1424 が楽に弾けると思います。このような考え方で、他の箇所も弾きます。
もう1つの考え方としては、リピートの音で指番号を変えることをせずに、そのまま同じ指でリピートの音を弾いてしまうやり方です。場所によってはそちらの方が楽な場所もあります。色々お試し下さい。
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