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スカルラッティ, ドメニコ : ソナタ 変ロ長調 K.66 L.496

Scarlatti, Domenico : Sonata B-Dur K.66 L.496

作品概要

楽曲ID: 1701
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分20秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報: 0件

解説 (2)

執筆者 : 丸山 瑶子 (226 文字)

更新日:2010年1月1日
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K. 66 B-dur Allegro 4/4

冒頭の刺繍音と跳躍から成る動機、第10小節の低音に出てくる4分音符と8分音符のリズム動機が作品の主要素材である。前半では、直前の和音の解決を省いた、第24小節、第42小節の短調への転調が、際立った和声的変化を生んでいる。後半の第75小節からは、単一の動機の繰返し、7ないし9の和音の不協和な響き、低声和音の構成音の増加による音量の拡大が次第に音楽の緊張を高め、中間部にふさわしいクライマックスが形成される。

執筆者: 丸山 瑶子

演奏のヒント : 大井 和郎 (791 文字)

更新日:2026年3月26日
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技術的に難しいソナタですが、工夫によって、楽になる部分もあります。最も厄介なのは3連符で、3度の3連符が多く出てくるところがこのソナタの特徴です。そこでいくつか助言があります。

1 3連符1つ+4分音符の場合、3連符は両手で弾き、最後の4分音符はどちらか片方の手で弾きます。例えば4小節目1拍目右手はDEsF 左手はBCDと3連符を弾き、次に右手で1拍目の裏拍DFを35などで弾きます。3連符が終わった次の音は、3連符の最後の音と同じ音が多く、これが難しい原因になっていますので、この奏法は助けになります。

2 場合によっては、3度を片手で弾いてしまった方が楽なカ所もあります。例えば、11小節目3拍目、バスのCを押さえたまま、3度を弾くのであれば、バスは左手で弾き、3度は右手で弾きます。勿論3度のあとの8分音符も右手で連打して弾きます。

3 1では、同じ音の連打を避けるために片方の手を使うと延べましたが、そうではなく、3連符のあとの同じ音も左右の手で弾くと楽なカ所もあります。例えば27小節目、3拍目。上声部のFEsDD は右手、下声部のDCBBは左手で弾きます。連打は多少やりにくいものの、バスのFがあるため、手を入れ替えるよりもこちらの方が楽です。

4 その他、状況に応じ、左右の手を振り分けます。例えば、28小節目、1拍目に6度が出てきますが、バスのFも押さえておかなければなりません。そうすると3連符の最後の下声部であるEsをその状態で弾くのは至難の業です。この場合、3連符の下声部CDのみを左手で、最後のEsを右手で弾くと楽に弾けます。裏拍の4分音符Es C も同じく右手で連打します。

ご参考まで。

執筆者: 大井 和郎
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