スカルラッティ, ドメニコ:ソナタ K.64 L.58 ニ短調

Scarlatti, Domenico:Sonata d-moll K.64 L.58

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分10秒

解説 (1)

執筆者 : 丸山 瑶子 (365文字)

更新日:2012年2月29日
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K. 64 2/4 GAVOTA Allegro d-moll 2:00

ガヴォッタGavottaは民族舞踊を起源とし、17世紀に宮廷舞曲となったフランス舞曲で、特に典型的な特徴は小節頭の付点4分音符とされる。器楽曲ではしばしばノート・イネガルで書かれた。本作品では、全体的にゆったりした和声変化と固定的なリズムが作品全体に安定感を与える。反復記号後、既に聞きなれたリズム動機の反復に続き、突如として音階下行が現れ、オスティナートリズムと規則的なフレーズ構造が共に崩れ、秩序ある音楽の流れが滞る。しかし24小節から再びなじみ深い動機の連なりが現れ、主調への転調を経て、第8小節からの楽節が回帰する(但し後半部に変更を伴う)。規則性の中断がさほど大きな違和感を残さないのは、リズムと和声の安定性が、中断を相殺するほど強いためだろうか。

執筆者: 丸山 瑶子

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