スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ K.62 L.45 イ長調

Scarlatti, Domenico:Sonata A-Dur K.62 L.45

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:3分00秒

解説 (1)

執筆者 : 丸山 瑶子 (268文字)

更新日:2012年2月29日
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K. 62 3/8 Allegro A-dur 3:20

両手の交差や広い跳躍が少なく演奏の難易度は低い。また構成も比較的簡明で、規則的なゼクエンツが顕著である。形式上、興味深い点を挙げるとすれば、前半における各楽節の順序が、再現時に入れ替わっている点である。後半の主調への転調は、前半の転調領域の素材で処理され、前半では転調前にあった第5小節以降の分散和音動機は、更に後方、主調回帰後へと移動する。その結果形式全体としては、作品の冒頭と末尾が、調だけでなく素材も(完全にシンメトリカルな位置ではないが)一致する、閉じた構造となっている。

執筆者: 丸山 瑶子