スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ 変ホ長調 K.51 L.20
Scarlatti, Domenico:Sonata Es-Dur K.51 L.20
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
執筆者 : 丸山 瑶子 (192文字)
16分音符のリズムがほぼ全体を支配し、音楽の推進力へ寄与している。後半部では新しく現れた低音のシンコペーションと半音階から成る動機の使い方が興味深い。これは初出時には、第32小節までの2小節単位で区切られる規則的な形式構造に組み込まれているが、以降、第33、36小節で再度現れる時には、初出から連想されるゼクエンツには発展せず、音楽的に新しい部分への移行を担う繋ぎとして機能している。
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