スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ ヘ長調 K.44 L.432
Scarlatti, Domenico:Sonata F-Dur K.44 L.432
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
執筆者 : 丸山 瑶子 (188文字)
殆どの楽節が4小節の倍数で出来ている。とりわけ前半は形式的な区切りが明確で、和声や旋律も複雑でなく、非常に馴染みやすい。和声上の対比で特に注目されるのは後半第101小節からのゼクエンツである。素材は前半に既出のものだが、2小節毎の長短の和音の変化が、音楽に新鮮さを与えている。前半、後半の終盤では、オクターヴ和音で主和音が連続して打ち鳴らされ、堂々とした響きで調が強調される。
ソナタ ヘ長調 K.44
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