スカルラッティ, ドメニコ :ソナタ ト短調 K.43 L.40
Scarlatti, Domenico:Sonata g-moll K.43 L.40
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
執筆者 : 丸山 瑶子 (219文字)
8分音符の音階、分散和音と付点4分音符(リズム動機は第1小節から出現)、32分音符及び16分音符の素早い上行音階が主要な動機となっており、これらの動機の変形や、様々な組合せによって作品全体が構成されている。第26小節からの2小節単位のゼクエンツでは作品中で最も厚い和音と密集したトリル、作品中最長の2オクターヴの音階、低音の上行が音楽を高揚させる。1小節単位の周期を持つフレーズが作品の大部分を占めるため、この部分は形式的にも特異である。
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