小林 秀雄 :落葉松

Kobayashi, Hideo:KARAMATSU

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (2)

解説 : 仲辻 真帆 (490文字)

更新日:2018年4月24日
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《落葉松》は、独唱、女声合唱、混声合唱など、様々な編成で広く愛唱されてきた。原曲はピア ノ伴奏付きの独唱曲で、野上彰の詩によって浅間高原や軽井沢の落葉松がうたわれる。ピアノ 用に編曲された《落葉松》は、人後に落ちない ピアノ愛を持つと自認していた小林秀雄が、「ピアニスティックな増幅により独奏曲としての装い」を与えた作品である。ピアノ編曲版でも小林の独特なリリシズムが活き、なおかつ原曲の もつ劇的な展開性をいっそう大きなものとしている。

ヘ長調、4分の4拍子、69小節のピアノ独奏曲《落葉松》。音型や和音は声楽曲の《落葉松》とほぼ同じで、低音部の4分音符に支えられながら高音部が3連符を鳴らし続ける。ただし、2度目のニ短調移調時に、ピアノ曲ではアルペッジョを含む高音の和音の響きや低音のオクターヴ音が加わり、より強く熱情がほとばしる。そのため、ヘ長調へ戻りpppで主旋律が奏されたときには、最高潮の余波が残り強弱や動 静のコントラストが際立つことになる。 ヘ長調およびニ短調の主要和音や連符が多用されている《落葉松》は、的確なペダルの使用 と好適な速度による演奏が求められる。

執筆者: 仲辻 真帆

About work(s) : 仲辻 真帆 (1525文字)

更新日:2018年4月24日
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