カンツォーネ ダ ソナーレは器楽によって演奏される歌の意味で、ソナタ形式を含む3楽章形式。Prologue,Intermezzo,Finale(chant fugitif - 束の間の歌)の3楽章。
2003年5月東京文化会館にて鷹羽弘晃により初演。
2005年ピティナ・ピアノコンペティションF級課題曲として第3楽章Finaleが多くの若者によって演奏。
初演以来国内のみならず、アメリカ、ドイツ、イタリー、フランス、スペイン等で演奏され好評を博している。
楽譜はコンサートピースコレクション2005(カワイ出版)に掲載。
1楽章:ゆるやかな出だしから即興的なモチーフの展開によって瞬間的あるいは現代的な緊張感を表現。
2楽章:親しみやすさと深さを持ったロマンチックな楽章を目指した中でモダンな感覚も追求。
3楽章:(副題 束の間の歌)急速なテンポの中での、過ぎさってしまうけれど印象的な幾つかの歌が夢の中の様に廻り回っている曲想を意図した。ソナタ形式。
《英文コメント》
More than just contemporary classic: romantic melodies, mysterious harmonies and a fantastic wealth of exciting rhythmic variations.