プリューダン : エチュード=リーダー 第1巻 Op.60
Prudent, Émile (Racine Gauthier) : Études-Lieder, 1er livre Op.60
作品概要
楽曲ID:15514
出版年:1861年
初出版社:Paris: A. O'kelly
献呈先:Le Grand Duc Frederic de Mecklembourg-Strelitz
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:練習曲
総演奏時間:15分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
出版年:1861年
初出版社:Paris: A. O'kelly
献呈先:Le Grand Duc Frederic de Mecklembourg-Strelitz
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:練習曲
総演奏時間:15分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
執筆者 : 上田 泰史
(351 文字)
更新日:2010年1月1日
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執筆者 : 上田 泰史 (351 文字)
更新日:2010年1月1日
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1845年、プリューダンはベルリンの宮殿で演奏し、プロシア王の叔父メクレンブルク=シュトレリーツ公爵より「殿下のピアニスト」の称号を与えられ、その後もたびたび公爵のもとを訪れ演奏した。この作品はこの公爵に献呈されている。作品16の練習曲に比してより簡素で音数も少ないが、より内省的で書法も円熟している。タイトルから推察されるようにこの曲集はドイツのリートを意識して書かれたようだが、増音程を含む急速な第4曲〈闘争〉は到底歌曲とは思われない。プリューダンにとって、ピアノは単に歌唱法を模倣するための道具ではなかった。彼は指で歌い、ピアノ特有の声をひき出そうとしている。この曲集はいわばメンデルスゾーンの《無言歌集》以来ピアノ音楽というジャンルにおいて高度に様式化された「歌曲」とみなすことができるだろう。
執筆者:
上田 泰史
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