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プリューダン :12のジャンル・エチュード 第1巻 Op.16

Prudent, Emile (Racine Gauthier):12 études de genre, 1er livre Op.16

作品概要

出版年:1844年 
初出版社:Paris, Bureau Central de Musique
献呈先:Camille Pleyel
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:27分00秒

解説 (1)

執筆者 : 上田 泰史  (656文字)

更新日:2010年1月1日
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「練習曲」というジャンルは、その名前からして第一の目的は指の訓練にある。しかし、特に1810年代以降に生まれたピアニスト兼作曲家たちは1830年代から40年代にかけて練習曲を単なる指の体操に終わらせることなく、何らかの様式に則って表出的な要素をそこに盛り込もうとした。40年代のパリではフランス人作曲家たちによって「様式練習曲étude de style」や「ジャンル練習曲étude de genre」というタイトルの作品が多く書かれた。プリューダンのこの曲集もそうした風潮を反映した作品である。タイトルにある「ジャンル」という言葉はおそらく、人々の生活や風景を描いた風俗画を指す「タブロー・ド・ジャンルTableau de genre」(直訳:「ジャンルの絵」)という美術用語から転用であろう。ギリシア・ローマ、イタリアルネサンスの芸術を規範と見做したフランスのルイ王朝が、卑近な事物を描いた作品を「この種の絵画ce genre de peinture」と言って蔑んだのがその由来と云われている。つまり、「ジャンル練習曲」といった場合には、より通俗的ないわばサロン絵画風の親しみやすい内容をもつ練習曲を指す。本日演奏されるのはプリューダンが20代後半に出版した、音楽的成熟を示す《12のジャンル練習曲》の第1曲目〈過ぎし日のはなし〉で、明快な三部形式をとる。序奏に続き、オペラ・アリア風の美しい旋律が歌われる。コーダには再び序奏のパッセージが使用される。プレイエル社の二代目経営者カミーユ・プレイエルに献呈。

執筆者: 上田 泰史 

楽章等 (6)

昔の話

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