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プーランク :四手のためのピアノ・ソナタ FP.8

Poulenc, Francis:Sonate pour piano 4 mains FP.8

作品概要

楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:6分30秒
ピティナ・ステップレベル:展開1、展開2、展開3

解説 (1)

執筆者 : 永井 玉藻 (929文字)

更新日:2015年7月14日
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1918年、プーランクが19歳のときの作品。このころ、プーランクはフランス陸軍に召集されており、ヴァンセンヌ駐屯の物資輸送部隊の運搬担当兵士として勤務していた。とはいえ、ヴァンセンヌはパリのすぐ東に位置しているので、プーランクが度々パリに戻ることは可能だった。実際、彼は召集中も作曲を続け、またパリの芸術界との繋がりを保つことが出来ていた。  作品は、作曲からわずか1年後の1919年に、ロンドンのチェスター社から出版されている。初演について、作曲家は1918年10月23日に、友人のヴァランティーヌ・グロスに宛てた手紙の中で、「四手のためのピアノ・ソナタと、2本のクラリネットのためのソナタが初演されるだろう」と書いている。しかしこの作品の公開は、複雑な経緯を辿っている。1920年2月21日、詩人のジャン・コクトーは、パリのシャンゼリゼ劇場で初回の「スペクタクル・コンサート」を開催しており、このとき、《四手のためのピアノ・ソナタ》は、ピアノ四手の作品ではなくオーケストラ作品として、しかも第3楽章のみが、「序曲」というタイトルで初公開された。プーランクの親友であるミヨーが1923年に証言したところによると、「プーランクが、四手のためのソナタのある楽章を自分でオーケストレーションしたので、それを序曲として(1920年のコンサートの)プログラムに加えていいかと尋ねてきた」とされているが、そのミヨーの1953年出版の回想記においては、オーケストレーションはミヨーが行ったことになっており、正確な詳細は今日でも明らかではない。なお、ピアノ版での初演は、1920年5月29日に、ジャヌ・バトリとミヨーのピアノによって、ロンドン西部の町、チェルシーで行われた。  作品は3楽章で構成されており、それぞれの楽章は2分程度と短い。第1楽章「プレリュード(モデレ)」は、和音連打のリズミックな部分と、穏やかな中間部との対比が特徴的。第2楽章「リュスティック(ナイーフ・エ・レント)」は、シンプルな旋律の繰り返しで構成される。第3楽章「フィナール(トレ・ヴィット)」では、冒頭のテーマと第1、第2楽章の旋律が駆け回るように登場し、勢いを保ったまま曲が締めくくられる。

執筆者: 永井 玉藻

楽章等 (3)

第1楽章 FP.8

総演奏時間:2分00秒 

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楽譜(0)

第2楽章 FP.8

総演奏時間:2分00秒 

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第3楽章 FP.8

総演奏時間:1分30秒 

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