ケルビーニ 1760-1842 Cherubini, Maria Luigi
解説:齊藤 紀子 (397文字)
更新日:2008年8月1日
解説:齊藤 紀子 (397文字)
チェンバロ奏者であった父親の10番目の子どもとして生まれ、6歳から父親の手ほどきを受けた。9歳の時にバルトロメオとアレッサンドロのフェリーチ父子に師事するようになり、作曲を始めた。フェリーチ父子の死後は、ビッザリやカストルッチに師事している。初期の作品は、パレストリーナ様式によっていたが、後にヴェネツィアでサルティに対位法を学び、イタリア古様式の対位法による作品へと変化した。
20歳の時からオペラ作品も手がけ、ロンドンで上演した際にはイギリス皇太子の目にとまって1年間の王室作曲家を務めた。その後はパリに移り、1795年に創設されたパリ音楽院の監督に就任した。
ウィーン宮廷歌劇場やナポレオンからも創作の依頼を受けたものの、ナポレオンと折り合いがうまく行かず、後年は創作の中心を再び教会音楽へ移した。
1948年には、ロンドンにウィレム・メンゲルベルフを会長とするケルビーニ協会が設立されている。
執筆者:
齊藤 紀子
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作品(2)
ピアノ独奏曲 (2)
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