1966年第34回日本音楽コンクール第1位大賞、海外派遣コンクールで特別表彰を受ける。同年第3回チャイコフスキー国際コンクール第3位入賞。69年ルツェルン・フェスティバル合奏団のソリストとなり、ヨーロッパ、日本、アメリカ、カナダ演奏旅行に同行する。ヨーロッパ各地でリサイタル、コンチェルト、レコーディングなど多方面で活躍。74年にはサンフランシスコで小澤征爾指揮サンフランシスコ響と共演、プラード・カザルス等の音楽祭に多数参加。ソリストとしての活動はもちろん、86年に結成した安田弦楽四重奏団を中心に室内楽に力を注ぎ、80曲におよぶハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏、ベートーベン年代順室内楽作品の演奏会など貴重なコンサート活動を続け、第一人者として高い評価を得ている。