マー, スツォン(バ シソウ、馬思聡) 1912-1987 Ma, Si-Cong
解説:鄭 暁麗 (274文字)
更新日:2019年6月25日
解説:鄭 暁麗 (274文字)
中国広東省海豊県出身。フランコ・ベルギー派のヴァイオリン奏法を最初に中国に導入した、本格的なヴァイオリニスト・作曲家である。
1923~31年にかけて二度渡欧し、パリ音楽院にて作曲とヴァイオリンを学んだ。1932年に帰国し、全国で演奏旅行を行い、大成功を収めた。作曲家としては、西洋音楽の和声と中国の民族的な表現を融合し、芸術性の高い作品を多数作曲した。
・1949年に中央音楽学院の初代院長に任命され、1966年まで務めた。1966年より文化大革命で迫害を受け、翌年香港を経由してアメリカ合衆国に亡命した。1985年までには、名誉回復がなされている。
執筆者:
鄭 暁麗
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