セイビン 1959 Sabin, Nigel
解説:オーストラリア音楽センター (520文字)
更新日:2010年1月1日
解説:オーストラリア音楽センター (520文字)
ニゲル・セイビンはオーストラリアとニューヨークで作曲を学んだ。アデレード大学を卒業後、クィーンズランド大学で博士号を取得。オーストラリア・カウンシルを初めとする諸団体から数々の賞や研究助成金を贈られており、また彼の器楽曲はオーストラリア国内で定期的に放送され、海外のオーケストラによる演奏も行われている。
セイビンの音楽はアメリカのミニマリスムの影響を受けており、伝統的な和声語法と浮き立つようなリズムが特徴的である。ときにユーモラスなその音楽は、「愛嬌よく粋な」、「詩情をもりあげる」、「現代音楽を敵視する人たちを改宗させうる」などなど、さまざまに形容されている。
自身はクラリネット奏者としての活動も精力的に行っており、オーストラリア国内では広くソリストまたはオーケストラ奏者として活躍している。またペリヘリオン Perihelionという室内アンサンブルを結成し、オーストラリア色の強いポストモダン的感性にあふれた独自のレパートリーを展開している。
1995~96年にはクィーンズランド交響楽団付きの作曲家として活動し、最初の交響曲を初めとする数々の管弦楽を作曲した。2000年からはシドニーに在住し、目下、ピアノ音楽への関心を高めている。
作品(2)
ピアノ独奏曲 (1)
★ 種々の作品 ★ (2)