
解説:齊藤 紀子 (343文字)
更新日:2008年9月1日
解説:齊藤 紀子 (343文字)
イギリスの作曲家。ピアニストとしても活動し、
メンデルスゾーンやシューマンとの交流もあった。4曲のピアノ協奏曲や独奏ピアノのための小品を作曲している。音楽は祖父から教わり、ケンブリッジ大学キングス・カレッジの少年聖歌隊員の一員であった。10歳になる前に、王立音楽院に入学し、1835年に自作のピアノ協奏曲を演奏してピアニストとしてデビューを果たした。1849年のバッハ協会設立や、1854年のイギリスにおける《マタイ受難曲》の初演に関わっている。ピアノ協奏曲でデビューした時から縁のあるフィルハーモニック協会の指揮者やケンブリッジ大学の音楽の教授、王立音楽院の学長を務めた。ケンブリッジ大学から音楽の博士号を、オクスフォード大学からは市民法学の博士号を授与され、晩年にはナイトに叙された。
作品(36)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (2)
協奏曲 (4)
ピアノ独奏曲 (12)
ソナタ (3)
ロンド (3)
曲集・小品集 (6)
種々の作品 (5)