英国王立音楽大学を卒業後、数々の国際コンクールで入賞、奨学金を受賞し、アメリカやパリで研鑚を積んだヴァネッサ・ラターシュ。コンチェルトソリストとして、王立リバプールフィルハーモニーなど国際的なオーケストラと多々共演。イギリス国内のみならず、ヨーロッパ全域、アメリカ、アジアで数多くのステージでの演奏経験を誇る。また、演奏家としてだけでなく、教育にも強いコミットメントを示し、英国王立音楽院(RAM) にて１４年間に及ぶピアノ教授生活を経て、２００５年英国王立音楽大学 (RCM)のピアノ科主任教授に任命された。卒業試験の試験官を務めるだけでなく、教授陣に対し試験官任務のトレーニングも行っている。現在でも意欲的に世界中を飛び回り、中国のランラン・スクール (Lang Lang's Music School)、ランラン・ミュージック・ワールド (Lang Lang Music World)、日本では東京音楽大学をはじめ、マスタークラスを開催。中国とのパートナーシップをリードするアソシエイト・ディレクターも務めている。国際コンクールの審査員を歴任したり、子どものコンサートのためのチャリティ基金を創設するなど、音楽界の重鎮でありながら、意欲的に活動を続け、彼女の指導を受けた生徒の多くが国際コンクールで入賞している。