メニューイン, ヘプツィバ 1920-1981 Menuhin, Hephzibah
おすすめポイント
若き日のメニューイン兄妹による、ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのための知られざる可憐な小品。冒頭の主題が何かに似ていると思われた人もいるだろう。実はクライスラーの有名な「ロンディーノ」はこの主題を変形したもの。話のタネとなるばかりでなく、珍しい曲の優れた演奏であること、ヘプツィバ・メニューインが「兄の伴奏者」で終わってしまうのは惜しいピアニストであるため取り上げた。(林川崇)