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原 嘉壽子 1935-2014 Hara, Kazuko

  • 解説:仲辻 真帆 (668文字)

  • 更新日:2018年4月24日
  • オペラの作曲家として知られる原嘉壽子は、 1935(昭和10)年2月10日に東京で生まれた。 東京藝術大学音楽学部で作曲を専攻し、池内友次郎に師事。在学中に作曲家集団「深新会」の結成にかかわり、同会の一員であった原博と結婚した。1962年から64年にかけて、パリやヴェネチアで研鑽を積む。H. デュティユー、A. チェレプニンから作曲を学び、P . ベルナック、 I. A. コラデッティから声楽の指導を受けた。 1968年より大阪芸術大学教授となり、後に同志社女子大学でも教授を務めた。

    ピアノ曲や声楽曲も手掛けたが、原嘉壽子の活動において特に注目されるのは、日本語によるオペラの創作である。1978年に作曲した《智恵子抄》(高村光太郎原作、まえだ純台本、1985年放送初演)を皮切りに、女性や社会といった切り口からオペラの作曲に取り組んでいった。人物の心理や情景を特定の音型で誘導するライトモチーフの手法を効果的に取り入れながら、変化に富む劇的なオペラを書いた。シャーロックホームズの事件簿やドストエフスキーの『罪と 罰』を題材とした作品もあるが、地方からの依嘱を受けて日本の民謡や方言を含むオペラを多く作った。幕末土佐の悲恋を描いた《よさこい節》の他、《額田女王》、《青の洞門》、《白蓮》 などがある。2001年に紫綬褒章、2006年には旭日小綬章を受章。2014年11月30日に生涯を閉じるまで、18作品のオペラを発表した。 原嘉壽子を日本語オペラの創作へと駆り立てたのは、母国語への愛着とドラマトゥルギーへの強い関心であった。

    執筆者: 仲辻 真帆
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    About composer : 仲辻 真帆 (2030文字)

    更新日:2018年4月24日
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    作品(3)

    ピアノ独奏曲 (3)

    ソナチネ (1)

    ソナチネ ソナチネ

    作曲年:1957 

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