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安部 幸明 1911-2006 Abe, Komei

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  • 解説:須藤 英子 (337文字)

  • 更新日:2006年4月1日
  • 東京音楽学校(現東京芸大)チェロ専攻卒業後、研究科にてプリングスハイムに作曲を師事。ヨーロッパ近代の和声法を徹底的に学ぶ。また同時期、山田耕筰らとローゼンストックに指揮法を師事。その後、日本現代作曲連盟での発表を中心に作曲活動を始める。戦後48年、平尾貴四男、高田三郎らと「地人会」を結成し、室内楽作品を発表。日本現代音楽協会委員長、エリザベト音楽短期大学教授、京都市立芸術大学音楽学部学部長を歴任した。作風は簡潔で明快。調性のない音楽を好まず、旋律の美しさと明瞭な形式を重視する。日本人作曲家としては珍しく、弦楽四重奏曲を多数創作。その数は15曲にのぼる。ヴァインガルトナ賞、毎日音楽文部省芸術選奨、芸術祭奨励賞など受賞。教え子には作曲家小山清茂、演奏家北川暁子らがいる。

    執筆者: 須藤 英子
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    作品(7)

    ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (1)

    ピアノ独奏曲 (1)