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戸田 邦雄 1915-2003 Toda, Kunio

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  • 解説:須藤 英子 (416文字)

  • 更新日:2007年6月1日
  • 東京生まれ。幼少より童謡等を創作するなど、作曲に関心を示す。東京帝国大学(現・東京大学)法律学部政治学科在学中も、オーケストラ部によって自作が演奏されるなど、音楽活動を続行。卒業後、外務省外交官としてドイツやソ連の大使館に勤務する傍ら、現地の大学で和声や音楽理論を聴講する。41年より3年間諸井三郎に作曲を師事。45年(終戦時)には赴任先のカンボジアにてフランス軍に3年間拘留されるが、その間にレイボヴィッツ著『シェーンベルクとその楽派』を入手。帰国後、この書が同門の柴田南雄や入野義朗に渡り、12音技法が日本に広まる契機となる。作品には管弦楽、声楽、器楽の他オペラやバレエ等舞台作品も多い。戸田自身は多くの技法の一つとして12音技法を用い、他の12音主義者たちとは異なるロマン的な響きのする作品を残した。64年に外務省を退官後、桐朋学園大学教授、洗足学園大学教授を歴任。レジオン・ドンヌール勲章(フランス)、勲四等旭日中授章受賞。

    執筆者: 須藤 英子
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    作品(7)

    ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (1)

    協奏曲 (1)

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    ピアノ独奏曲 (4)

    ソナチネ (2)

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    子供のための作品 (2)

    幻想曲 (1)

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    間奏曲 (1)

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