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中瀬古 和 1908-1973 Nakaseko, Kazu

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  • プロフィール (482文字)

  • 更新日:2024年10月22日
  • 1926年に同志社女学校普通部を卒業した後、17歳で単身渡米し、ワシントン大学、イーストマン音楽学校大学院で研鑽を積んだ。1932から33年にはベルリン国立高等音楽院でパウル・ヒンデミットに作曲を師事した。1942 年第 11 回 NHK・毎日新聞社主催音楽コンクール作曲部門第3位入賞。1949 年同志社女子専門学校講師を経て同志社女子大学教授となる。1950 年にレオニード・クロイツァー著、中瀬古和翻訳の書籍「ある音楽家の美学的告白」(大化書房) が出版される。1951 年に毎日音楽特別賞を受賞。

    現代音楽を日本に紹介し、教育者としての功績が知られてきたが、ピアノ曲、声楽曲、合唱曲、室内楽曲、オーケストラ作品、宗教曲などを創作した。同志社女子大学史料センターから約50曲の自筆譜が没後四十数年ぶりに発見され整理がなされ、同志社女子大学図書館に保管されている。また、中瀬古和自身は、敬虔なクリスチャンで、教会(プロテスタント)で歌われている讃美歌が、欧米の旋律に日本語をつけていることに違和感を感じ、日本語の抑揚による皆に愛される讃美歌を作るべく活動した。

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