下山 一二三 1930 Shimoyama, Hifumi
解説:須藤 英子 (365文字)
更新日:2007年10月1日
解説:須藤 英子 (365文字)
青森県弘前市生まれ。弘前高等学校時代に、独学でヴァイオリンと作曲理論の基礎を学ぶ。弘前大学教育学部卒業後の1955年に上京し、松平頼則に師事。56年、松平頼暁らと「グループ20.5」を結成。以後5年にわたり6回の作品発表会を開く。その間、弦楽四重奏曲(59)やピアノソナタ(60)など、12音技法による作品を発表。61年以降は音列技法から離れ、ポーランド楽派やバルトーク、また謡曲や太鼓等に学びつつ、独自の作風を追求する。作曲家自身「ユーゲ(幽玄)ニズム」と語るその音楽は、緻密なテクスチュアと混沌とした音響、また息の長い緊張感を特徴とし、特に海外において評価が高い。作品に、3群の弦楽オーケストラのための《リフレクション》(69)、管弦楽のための《彩響》など。国際現代音楽協会(ISCM)世界音楽祭、文化庁芸術祭等にて受賞多数。
執筆者:
須藤 英子
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作品(2)
ピアノ独奏曲 (2)
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