シフィデル Świder, Józef
解説:PWM Edition(翻訳:平岩 理恵) (720文字)
更新日:2022年9月20日
解説:PWM Edition(翻訳:平岩 理恵) (720文字)
ユゼフ・シフィデル Józef Świder
(1930年チェホヴィツェ=ジェジツェ[ポーランド]~2014年カトヴィツェ[ポーランド
])
ユゼフ・シフィデルは、ポーランドの作曲家、ピアニスト、教育者。祖父と父が教会オル
ガニストだったことから、彼自身にも音楽に対する興味が植え付けられた。1949年よりカ
トヴィツェの国立音楽高等学校で学び始める。1966年、ローマに渡り、聖チェチーリア音
楽院でイタリア人作曲家ゴッフレード・ペトラッシに師事した。
1952年にカトヴィツェ音楽院で教鞭を執り始め、作曲と音楽理論を担当し、最終的に学
部長および副院長にまでなった。1953年から55年までビェルスコ=ビャワの音楽高校で
、1953年から61年までカトヴィツェの音楽高校で教鞭を執った。1984年にはビドゴシュチ
ュ音楽院の教授となり、後に同院大学院合唱研究科長に就任。1984年から99年にかけては
チェシンにあるシロンスク大学音楽教育研究所の所長として活動した。また、ポーランド作
曲家協会カトヴィツェ支部長を務めたほか、長らくポーランド作家作曲家協会会員でもあっ
た。
ユゼフ・シフィデルは、シロンスク合唱・器楽団体協会会長および様々な作曲や声楽コン
クールの審査員を務めた。指揮者や音楽指導者向けの講座を主催してもいる。また彼には、
ポーランド復興勲章のカヴァレルスキおよびオフィツェルスキ十字勲章、文化・芸術大臣賞
、子供向け作品の創作に対する内閣総裁賞を含む様々な勲章や賞が授与されている。
彼が手掛けた作品の中にはオペラが3作あるほか、合唱曲が300以上、また器楽曲やオラ
トリオ、カンタータなど多岐にわたる。またポーランドにおける宗教音楽の発展にも貢献し
た。