作品概要
初出版社:Hal Leonard
楽器編成:ピアノ合奏曲
ジャンル:教育用作品
総演奏時間:9分00秒
解説 (1)
解説 : 西原 昌樹
(929 文字)
更新日:2026年3月4日
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解説 : 西原 昌樹 (929 文字)
初級者向きの4手連弾曲集。ロシェロールの連弾曲中、最も平易で、バイエルの後半くらいから取り組める。2人の孫、ノアとエマ(作曲者の次男ダミアンの娘たち)への献呈(To Noah and Emma Rocherolle)。タイトル通り、一曲ずつ世界のお国めぐりをしていく仕立て。親しみやすい舞曲調がメインで、安定したリズム感、テンポ感の習得にも役立つ。セコンドは伴奏を多く担うが、プリモとの掛け合いも用意され、合奏の楽しみも申し分ない。最終曲を除いて、ブルグミュラーくらいまでのレベルで弾きやすく、シンプルな譜面のわりに華やかで聴き映えするので、レッスンに、発表会にとさまざまな使い方ができる。最終曲〈スイングタイム〉は、音数こそ少ないが、ブルーノート、スイング、シンコペーション、アウフタクトが頻出し、初級者には大変難しい。かといって、一生懸命練習すればよいというタイプの曲でもないのが困りどころ。一曲だけレベルがちぐはぐになるが、確かにとびきり良い曲ではあり、どうしても曲集に入れたかった気持ちはわかる。逆に単品使いで、上級者の余興やアンコールピースには向いている。どこからかご機嫌な鼻歌やフィンガースナップが聞こえてきそうな演奏を期待したい。
第1曲 Desert Caravan 砂漠の隊商 Moderato 4/4 A minor
第2曲 Highland Fling スコットランド高地のおどり Spirited 6/8 G major
第3曲 Latin Nights ラテンの夜 Moderato 4/4 D minor
第4曲 Rickshaw Ride 人力車に乗って Allegretto 2/2 G flat major
第5曲 Russian Dance ロシアのおどり Allegro, with gusto 4/4 A minor
第6曲 Swingtime スイングタイム Easy going 2/2 C major
