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パスカル : 傷ついた鳥の子守歌

Pascal, Claude : Berceuse de l'oiseau blessé

作品概要

楽曲ID: 94402
出版年:1966年
初出版社:Durand
献呈先:à Madame Serge BONFILS, qui a soigné l'oiseau blessé
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:種々の作品
総演奏時間:2分00秒
著作権:保護期間中

解説 (1)

解説 : 西原 昌樹 (375 文字)

更新日:2025年10月16日
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作曲者が身近な友人に書き贈った曲。献辞は「傷ついた鳥の面倒をみるセルジュ・ボンフィス夫人に」(à Madame Serge BONFILS, qui a soigné l'oiseau blessé)。見開き2ページの小品。遅く(Lent)、4/4拍子、ハ短調。冒頭からメランコリックなムードに包まれ、弱く小さなものに寄せる人間の思いを少ない音数でデリケートに表現する。終盤にはさらにテンポを落とし、薄日の差し込むような転換を見せた後、余韻を残しながらひっそりと終止する。晴れた日の朝、快癒した鳥がそっと飛びたっていったのであろう。

執筆者: 西原 昌樹
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