グルリット, コルネリウス :子どものためのアルバム 17. スケルツォ Op.140
Gurlitt, Cornelius:Album für die Jugend Scherzo
解説 : 熊本 陵平 (350文字)
ヘ長調、三部形式である。
A[a(1から4小節)+a1(5から8小節)]
B(9から12小節)
A[a(13から16小節)+終結a2(17から20小節)]
コーダ(21から28小節)
主題は特徴的なリズムがあり、3拍目の弱拍にスフォルザントが指示されている。反復的な音形の動きからこのスフォルザントはアウフタクトのようなニュアンスが見込まれているのだろう。付点のリズムと相まってこうした特徴的なリズムが作品タイトルに関連する性質なのだろう。コーダでは主題がバスで単旋律で再現され終結を迎える。
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