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テレマン : リゴドン ト長調

Telemann, Georg Philipp : Rigaudon G-Dur

作品概要

楽曲ID: 67096
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:その他の舞曲
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (381 文字)

更新日:2025年10月19日
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主調はト長調。三部形式である。

A[a(1から4小節)+a1(5から8小節)]

B[b(9から12小節)+c(13から16小節)]

C[d(17から20小節)+c1終結(21から24小節)]

リゴドンは南フランスのプロヴァンス地方に由来する快活なテンポが特徴的な宮廷舞曲。

主題冒頭のトリルはアウフタクトから2度下行した音についているためプラルトリラー(上部隣接音から開始されず実音から開始される短いトリル)として演奏する。

中間楽節Bでは主題モティーフを展開して平行調ホ短調へ転調していく。17小節から終結部に入るが、17から20小節は模倣による反復的な楽節で調性もホ短調から主調へ戻るための移行楽節のように移ろいやすい構造となっている。主題再現はされないので、構成の理解が曖昧だと全体の起承転結が見えづらく何となく弾いてしまいがちである。各楽節の特徴を捉えて表現したい。

執筆者: 熊本 陵平

編曲・関連曲(1)

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