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グルリット, コルネリウス :20のやさしい小品集 2.朝の歌 Op.155-2

Gurlitt, Cornelius:20 leichte liebliche Klavierstucke 2.Morgenliedchen Op.155-2

作品概要

楽曲ID:49940
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 熊本 陵平 (329文字)

更新日:2025年5月30日
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主調はヘ長調、二部形式である。

A[a(1から8小節)+a1(9から16小節)]

B[b(17から24小節)+a1(25から32小節)]

B[b(33から42小節)+a1(43から48小節)]

大楽節は3つあるが、楽節Bが繰り返されての3つの楽節のため、実質A+Bの二部形式である。

主題冒頭は主和音の分散和音線から、まるで背伸びをするように上行し、4小節間でⅠ→Ⅳ→Ⅰの和声緊張が柔らかなサブドミナント進行となる。全体的に大らかな旋律の動きが支配的で、まさに作品タイトルを彷彿とさせる。

楽節Bでは旋律線が左手に移りハ長調へ転調する。楽節は変化してもそれほど大きく雰囲気が変化することもなく移り変わるのは作品タイトル通り朝の清々しい雰囲気を表現しているからなのだろう。

執筆者: 熊本 陵平

編曲・関連曲(1)

ヤマハ朝の歌(C.グルリット)NEWピアノスタディ4 ヘ長調

調:ヘ長調  総演奏時間:1分30秒  ステップレベル:基礎4,基礎5

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