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ショパン :ワルツ第16番 変イ長調 KK.IVa/13

Chopin, Frederic:Valse No.16 As-Dur KK.IVa/13

作品概要

楽曲ID:493
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ワルツ
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:ワルツ番号はパデレフスキ版による。

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用5 応用6 応用7 発展1 発展2 発展3 発展4

楽譜情報:11件

解説 (1)

解説 : 齊藤 紀子 (278文字)

更新日:2007年6月1日
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1827年から1830年の間に作曲されたとされるワルツで、20世紀に入ってから、1902年に出版された。ワルシャワ音楽院でのショパンの師匠エルスナ-の娘、エミリア・エルスナ-のアルバムに記されていた。

中間部にトリオと記されており、3部形式のワルツとなっているが、このトリオが8小節と非常に短いため、ロンド形式とも考えられる。左手の和音の種類は比較的少ない。しかし、その上で奏する右手は左手の和音が構成する音以外の音に富むこと、右手の各小節の音域が1オクターヴと比較的幅広い場合が多いことから、シンプルなながらにも優雅さという気品を備えたワルツとなっている。

執筆者: 齊藤 紀子