グルリット, コルネリウス :こども音楽会 ぶどうつみの歌 Op.210-26
Gurlitt, Cornelius:Der erste Vortrag Winzerliedchen Op.210-26
解説 : 熊本 陵平 (326文字)
A[a(1から8小節)+a1(9から16小節)]
B[b(17から24小節)+a1(25から32小節)]
イ長調、二部形式である。
明るく、軽快で楽しげにぶどうつみをしている姿がイメージできる主題。楽節aは冒頭2小節において主音がバスで保続音となっており大きく跳躍するような活発さは感じられないが、付点のリズムによって楽しげな雰囲気、また低音域を使わないことから軽やかさが感じられる。楽節Bでは左手が旋律線を取っている。これはやがて23小節から右手へ旋律が移り、主題へと戻ってゆく。
検索